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チャンク(論理レベル)を上げる問いかけは効果があります

パートナーとの会話で、
相手:『明日は、ドライブに行こうか?』
私 :『良いね。行こう! でも、どうしてドライブに行きたいの?』
相手:『しばらく出かけていなかったからさ』
私 :『そっかぁ、そうだね、ここ最近、出かけていなかったよね』
と、よくある会話が続きます。

もし、私がコーチング・モードになっていたら、上の続きは、こうなっていたかもしれません。

私 :『でもさ、ドライブに出かけたら、どんな良いことがあるのかな?』
相手:『え? 良いこと? そうだなぁ・・・・良い気分転換になるよね』
私 :『良い気分転換かぁ、そうだね、良い気分転換になるよね。
    良い気分転換が出来たら、どんな良いことがあるのかな?』
相手:『良いこと・・・ストレスも発散できるだろうし、明日からまた頑張れるじゃん!』
私 :『なるほど、明日からまた頑張れるんだね!
    明日からまた頑張れたら、君にとって、どんな良いことがあるのかな?』
相手:『えぇ?? どんな良いことあるかって・・・・
    仕事への集中力が増して、仕事の処理スピードが上がるとか・・・』
私 :『なるほど、仕事の処理スピードが上がるんだね! そうすると、君にどんな良いことがあるのかな?』
相手:『処理スピードが上がったら、気持ちが良いし、残業せずに定時であがれるじゃないの。
    そして、周りに良い影響が与えられるじゃない』
私 :『なるほど!! 定時であがれるし、周りに良い影響が与えられるんだね。
    そうなったら、君にとって、どんな良いことがあるのかな?』
相手:『そうねぇ・・・・周りの人も私に刺激を受けて、処理スピードがあがると思うし、
    職場にメリハリができると思うわ』
私 :『そっかぁ!! 職場にメリハリができるんだね!!
    そうすると、君にどんな良いことがあるのかな?』
と続きます。
そして、この先はまだまだ続きます。

さて、私の返しには、パターンが決まっています。

相手の言った言葉を復唱してから、同じような問いかけをしています。
復唱するということは、『私は、あなたの言葉を受け取ったよ』という意思表示になりますし、
相手には『ちゃんと聴いてくれている』という印象を与えることができます。

そして、『どんな良いことがある?』というお決まりの問いかけをします。
これは、チャンク(論理レベル)を一つ上の段階に上げる問いかけになるのです。

論理レベルを上げると、思考を広げることに繋がり、よりダイナミックになってきます。
加えて、自分がやっていることへの意味付けになるのです。
自分がやっている(或いはやろうとしている)にことは、こういうことに繋がるのだという気付きにもなります。

パートナーとの会話に戻すと、
ドライブに行くことが、職場にメリハリを付けることに繋がるということに気が付くのです。
すると、ドライブに行く意味付けが明確になり、ドライブに行くモチベーションも上がるでしょう。
結果、ドライブが更に楽しくなるのです。

あなたも一度、チャンク(論理レベル)を上げる問いかけをやってみてください。

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