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人の行動には、その奥に肯定的な意図がある

私は、現在55歳ですが、31歳のときにタバコを止めました。
タバコを止めたキッカケは、
どうも生理的に合わないと感じていたことが理由でした。
階段を駆け上がったときに、どうも疲れやすくなったりとか、
持久力が落ちたりしていたのを感じたからです。
タバコを止めることは、
当時の私にとって、そんなに大変なことではなかったような記憶があります。
たまたま風邪をこじらせて、完治するまでの一週間の間にタバコを止めていたら、
そのまま止めることが出来ました。
ある意味、ラッキーだったなと思っています。

さて、この喫煙ですが、身体にとっては良いことは一つもないと思いますが、
どうして吸いたくなるのでしょうか?

それは、タバコを吸うことでリラックス感を得られたり、人によっては気分転換になったり、
あるいは集中力を増すキッカケとなったり・・・様々なプラスの要因があるからです。

つまり『肯定的な意図』があるから喫煙をするのです。

その人にとって、喫煙することでプラスの何かが得られるからなのです。
(これを『二次利得』と言います)

人の全ての行動には、(その人にとっての)肯定的な意図があります。
例えの良い・悪いは脇において、お金を盗む泥棒にも、その人にとっての肯定的な意図があるのです。

私が行うコーチングでは、その内容にもよりますが、目の前の人の肯定的な意図を探ることがよくあります。
『なぜ、それをするのですか?』
『なぜ、それをしたいと思うのですか?』
『それをすることで、何が得られるのでしょうか?』
『あなたにとって、それをすることでどんな良いことがあるのでしょうか?』
『それをすることで、あなたにとってどのように役に立つことがありますか?』
などと問いかけをします。

また、『○○がしたいのだけど、△△が気になります』と言った内容のコーチングに対しても、
この肯定的な意図を探ることが非常に効果があります。
多くの人は、何かやりたいことが見つかると、同時に懸念もわき上がってきます。
『本当にできるんだろうか』とか、
『こんなことをやったら、周りから変な目で見られないだろうか』とか。
また、自分が置かれている今の環境や諸事情の影響で不安材料が増えたりすることもあります。
そのようなときも、この肯定的な意図を探るコーチングは、非常に有益なのです。

人は、自分の根っこに在るものに到達すると、意識が変わります。
モチベーションが上がったり、何かに気付いたりして、いわゆる推進力が上がります。
人は、心の中がクリアになると、前に進む力が増すのです。

私は、そのようなお手伝いをさせていただいています。

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