相手の振る舞いにムカついてしまう人必見! 心が楽になれる方法
相手の振る舞いを見て、イラッときたりムカついてしまうことってありませんか?
特にご家族などの身近に人に対しては、イラッとしたりムカついてしまうことがより多くなることってありますよね。
今回は、とある主婦さんとのコーチングのやり取りをご紹介します。
特にご家族などの身近に人に対しては、イラッとしたりムカついてしまうことがより多くなることってありますよね。
今回は、とある主婦さんとのコーチングのやり取りをご紹介します。
1.コーチングのテーマは日常で起きること
この方とはこれまで何度かコーチングをしてきました。
この方は、3歳と1歳の息子さんを持つ母親であり、コーチングをやっていた期間中、仕事は育児休暇中でした。
今回コーチングで扱ったテーマは、『旦那とのやり取りでムカッとくることがあるので、それをテーマにしたいです』で始まりました。
まずはどんな内容のやり取りでムカッときたのか、状況を聴きました。
この方は、3歳と1歳の息子さんを持つ母親であり、コーチングをやっていた期間中、仕事は育児休暇中でした。
今回コーチングで扱ったテーマは、『旦那とのやり取りでムカッとくることがあるので、それをテーマにしたいです』で始まりました。
まずはどんな内容のやり取りでムカッときたのか、状況を聴きました。
2.コーチングの行方
『何故、ムカッときたのですか?』という私から問い掛けから始まりました。
『○○○というように言われたから』と、言われた言葉に対してムカッときたと説明がありました。
『どうして○○○と言われて、ムカッときたのですか?』と問い掛け、その答えも帰ってきました。
私は、『そもそも、どうしてムカッときたのでしょうか? ムカッときたその奥には、あなたのどんな気持ちが隠されていると思いますか?』と問い掛けました。
クライアントはしばらく考えた後に、
『関係が近いから一緒にやっていきたいと思っている。同じ想いでいたいと想っている。』と。
そして、『だから、言いたいことを言ってしまいます。』
私は、旦那さんとのやり取りを聴いていて、
『あなたとご主人は、まるでテニスで言う乱打をしている感じ、直ぐに相手の言葉に打ち返している感じがする。』と伝えました。
そして、『なぜ、直ぐに打ち返すのですか?』と問い掛けました。
『分かって欲しいから』と返ってきました。
『○○○というように言われたから』と、言われた言葉に対してムカッときたと説明がありました。
『どうして○○○と言われて、ムカッときたのですか?』と問い掛け、その答えも帰ってきました。
私は、『そもそも、どうしてムカッときたのでしょうか? ムカッときたその奥には、あなたのどんな気持ちが隠されていると思いますか?』と問い掛けました。
クライアントはしばらく考えた後に、
『関係が近いから一緒にやっていきたいと思っている。同じ想いでいたいと想っている。』と。
そして、『だから、言いたいことを言ってしまいます。』
私は、旦那さんとのやり取りを聴いていて、
『あなたとご主人は、まるでテニスで言う乱打をしている感じ、直ぐに相手の言葉に打ち返している感じがする。』と伝えました。
そして、『なぜ、直ぐに打ち返すのですか?』と問い掛けました。
『分かって欲しいから』と返ってきました。
3.コーチからのフィードバックをキッカケから
そこで、私は更に思ったことを伝えました。
『相手を操作・コントロールしようとしていませんか?』
すると『そうかもしれません』と。
ここからはしばらく私とクライアント(以下、Cとします)の会話を書きます。
私:『どうして操作・コントロールしたくなってしまうんですか?』
C:『自分がここって思ったところに一緒に歩きたいから』
私:『そんな風に言葉にしてみて何を感じていますか?』
C:『強引だなって思いました。自分の方へ無理矢理引っ張る感じ。』
私:『強引かもしれないけれど、引っ張っていきたくなってしまう肯定的な意図は何ですか?』
C:『その方が一緒に創り出すもの、お互いにとって良いと思うから』
私:『あなたの根っこにある肯定的な意図は何ですか?』
C:『自分の考えを曲げたくない』
私:『否定的な表現だから、肯定的に言い換えると?』
C:『正しいと思っていることを証明したい。認めて欲しい。』
私:『思考で考えるのではなく、心に聴いてみてくださいね。』
C:『自分のやりたいようにやりたい』
私:『それで何を得ようとしているのですか? それをやったら、何が得られると思いますか?』
C:『賞賛とか・・・』
私:『誰からの賞賛を得たいのですか?』
C:『相手から。やっぱりあなたが言っていたことは正しかったね、と言ってもらいたい。親子、血のつながりは選べないけれど、旦那は私を選んでるから、その選択が正しかったと思われたい。』
私:『言葉にしてみて腑に落ちてますか?』
C:『はい』
私:『そう言ってみて、今は何を感じていますか?』
C:『認められたい、承認欲求が強いんだなって思いました』
『相手を操作・コントロールしようとしていませんか?』
すると『そうかもしれません』と。
ここからはしばらく私とクライアント(以下、Cとします)の会話を書きます。
私:『どうして操作・コントロールしたくなってしまうんですか?』
C:『自分がここって思ったところに一緒に歩きたいから』
私:『そんな風に言葉にしてみて何を感じていますか?』
C:『強引だなって思いました。自分の方へ無理矢理引っ張る感じ。』
私:『強引かもしれないけれど、引っ張っていきたくなってしまう肯定的な意図は何ですか?』
C:『その方が一緒に創り出すもの、お互いにとって良いと思うから』
私:『あなたの根っこにある肯定的な意図は何ですか?』
C:『自分の考えを曲げたくない』
私:『否定的な表現だから、肯定的に言い換えると?』
C:『正しいと思っていることを証明したい。認めて欲しい。』
私:『思考で考えるのではなく、心に聴いてみてくださいね。』
C:『自分のやりたいようにやりたい』
私:『それで何を得ようとしているのですか? それをやったら、何が得られると思いますか?』
C:『賞賛とか・・・』
私:『誰からの賞賛を得たいのですか?』
C:『相手から。やっぱりあなたが言っていたことは正しかったね、と言ってもらいたい。親子、血のつながりは選べないけれど、旦那は私を選んでるから、その選択が正しかったと思われたい。』
私:『言葉にしてみて腑に落ちてますか?』
C:『はい』
私:『そう言ってみて、今は何を感じていますか?』
C:『認められたい、承認欲求が強いんだなって思いました』
4.クライアントの承認欲求が強い理由は
クライアントは、認められたい、承認欲求が強いということが改めて分かって、少し落ち込んでいる様子でした。
私:『それ(承認欲求)があると、それをずっとやり続けると私は思いますよ。
そんなときは、そういう(承認欲求する)自分が居るんだとご自身で受け入れる必要があると思います。
良い・悪いは、一端脇に置いて、そういう自分が居るんだということを自分自身で受け止めない限り、いつまでたっても同じことを繰り返します。
それをダメだと思うと、それに対して反発してしまう自分がいます。
そういう自分がいることに「許可」を出すのです。』
そして、続けて
私:『例えば、人前で喋るときに緊張している自分がいます。
そこで「緊張しちゃダメだよ」と思うと、余計緊張感が高まってしまった経験はありませんか?
そんなときは緊張している自分をそのまま受け入れるのです。
「あ、緊張してる自分がいるんだ」と思うのです。
そして、「どんな(状態の)自分で喋りたい?」と自分に問い掛ければ良いのです。
そのときに緊張しない自分ではなく、肯定的に言い換えた表現をするのです。』
C:『認められたい、承認欲求している自分がいるんだって思えば良いんですね?』
私:『そうです、それを自分で受け入れるんです』
すると、クライアントの目から涙が出てきました。
私:『その涙は何ですか? 心の中で何が起きていますか?』
C:『認めて良いんだと思ったら、気持ちが楽になってきたんです。癒やされた感じです。』
人は、誰からも操作・コントロールされたくはないのです。
奥底に居る自分自身(インナーチャイルド)も操作・コントロールされたいとは思っていません。
認めて欲しいのです、あなた自身から。
私:『それ(承認欲求)があると、それをずっとやり続けると私は思いますよ。
そんなときは、そういう(承認欲求する)自分が居るんだとご自身で受け入れる必要があると思います。
良い・悪いは、一端脇に置いて、そういう自分が居るんだということを自分自身で受け止めない限り、いつまでたっても同じことを繰り返します。
それをダメだと思うと、それに対して反発してしまう自分がいます。
そういう自分がいることに「許可」を出すのです。』
そして、続けて
私:『例えば、人前で喋るときに緊張している自分がいます。
そこで「緊張しちゃダメだよ」と思うと、余計緊張感が高まってしまった経験はありませんか?
そんなときは緊張している自分をそのまま受け入れるのです。
「あ、緊張してる自分がいるんだ」と思うのです。
そして、「どんな(状態の)自分で喋りたい?」と自分に問い掛ければ良いのです。
そのときに緊張しない自分ではなく、肯定的に言い換えた表現をするのです。』
C:『認められたい、承認欲求している自分がいるんだって思えば良いんですね?』
私:『そうです、それを自分で受け入れるんです』
すると、クライアントの目から涙が出てきました。
私:『その涙は何ですか? 心の中で何が起きていますか?』
C:『認めて良いんだと思ったら、気持ちが楽になってきたんです。癒やされた感じです。』
人は、誰からも操作・コントロールされたくはないのです。
奥底に居る自分自身(インナーチャイルド)も操作・コントロールされたいとは思っていません。
認めて欲しいのです、あなた自身から。
5.自分が充分な存在だと認められた
私:『どんな自分で在りたいんですか?』
C:『全部受け取れる自分になりたいです』
私:『あなたは充分です。大きな丸ですよ。』
C:『充分と言われても、その意味が理解できません。』
私:『充分という言葉をどのように解釈していますか?』
C:『何でも出来るし、完璧、完成された状態でしょうか』
私:『そうですか。あなたには3歳の息子さんがいますよね?』
C:『はい』
私:『では、息子さんは、不充分ですか?』
C:『いいえ、まだ3歳ですけど、充分です。一生懸命頑張ってます。』
私:『ですよね。ただ、3歳だから、まだいろいろなことについてやり方を知らないし、実力もない。でも充分です。充分な存在です。では、あなたは?』
クライアントからまた涙が。そして、
C:『私も・・・充分です』
私:『そうですよ。充分です。ただ、実力が無いだけです。未熟なところがあるだけです。』
C:『精一杯生きてます、自分』
私:『その涙の意味は?』
C:『自分のことが認められたからの涙です。』
クライアントの表情は、コーチング当初から比べると随分と穏やかになった表情に変化していました。
人は内面が変わると、そこに表出する表情にまで変化が現れます。
コーチングには、内面を癒やす効果もあるのです。
C:『全部受け取れる自分になりたいです』
私:『あなたは充分です。大きな丸ですよ。』
C:『充分と言われても、その意味が理解できません。』
私:『充分という言葉をどのように解釈していますか?』
C:『何でも出来るし、完璧、完成された状態でしょうか』
私:『そうですか。あなたには3歳の息子さんがいますよね?』
C:『はい』
私:『では、息子さんは、不充分ですか?』
C:『いいえ、まだ3歳ですけど、充分です。一生懸命頑張ってます。』
私:『ですよね。ただ、3歳だから、まだいろいろなことについてやり方を知らないし、実力もない。でも充分です。充分な存在です。では、あなたは?』
クライアントからまた涙が。そして、
C:『私も・・・充分です』
私:『そうですよ。充分です。ただ、実力が無いだけです。未熟なところがあるだけです。』
C:『精一杯生きてます、自分』
私:『その涙の意味は?』
C:『自分のことが認められたからの涙です。』
クライアントの表情は、コーチング当初から比べると随分と穏やかになった表情に変化していました。
人は内面が変わると、そこに表出する表情にまで変化が現れます。
コーチングには、内面を癒やす効果もあるのです。