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エグゼクティブコーチングからチームコーチング導入へ  組織を一枚岩にしたい人、必見!

エグゼクティブコーチングからチームコーチング導入へ
組織を一枚岩にしたい人、必見!

今日は、エグゼクティブコーチングからチームコーチングへ発展したケースを書くことにします。
今回のエグゼクティブコーチングでは、ある建設会社の社長を半年間、コーチングさせていただきました。
その中でどのようなプロセスを経て、チームコーチングに至ったかを書くことにします。

1.まずは社長を知る

『彼を知り己を知れば百戦殆うからず』と孫子が言っていますが、相手を知ることは重要です。
まずは、クライアントである社長のことを知ろうと思い、いくつか問い掛けをしました。
これまでどんな人生を生きてきたか(経歴)、どんなことに熱中してきたのか、どんな家族構成なのか、
会社ではどんな社長なのか・・・その他諸々です。
それらの問い掛けからなんとなくですが、社長がどのような人物なのかイメージができました。

2.今抱えている課題、そしてその向こう側には

いくつか問い掛けしていく内に、『今、抱えている課題は何ですか?』と問い掛けてみました。
すると、『一杯ある』と即答で返ってきました。
その中でも特に『自分の成長』について重きを置いていらっしゃることが分かりました。
『自分の成長』に大いに期待している感じでした。
ただ、次は何か、次のステップが見えてこないとも言っておられました。

そして、『自分が成長するとどうなりますか?』と問い掛けると、『自分が変わる』、それにより『会社が活性化する』と。
そして、それが『社員の幸せ』に繋がり、その向こう側には『地域の幸せがある』と熱く語られました。
それと同時に自分が変われば、『社内に心理的安全性』を築くことができるともおっしゃっていました。
『きれい事を真剣にやる会社にしたい』とも語っておられました。

3.課題からワクワクへ

社長からは『心理的安全性』という言葉が頻繁に出てきました。
この社長は、『心理的安全性』のある会社を強く望んでいるということが分かると同時に、今はその『心理的安全性』が余り無いのだなとも感じました。

『今の社長の中では、心理的安全性は、どれぐらいありますか?』と問い掛けると、『信頼している部下は5~6人』だと。
具体的な人数が出てきたので、『では、それを何人に増やしたいですか?』と問い掛けると、『幹部で20人にしたい!』と。
そして、『信頼関係ができていて、お互いの言葉を快く受け取れる、本音で話せて、真剣に考えてくれる、それをぶつけてくれる幹部が欲しい』と続けられました。

そして出てきたのが『阿吽の呼吸の幹部』でした。社長は、言葉として表現してみてワクワクすると笑顔で語っておられました。

4.そしてチームコーチング導入へ

初回に社長の本音が聞けました。
そして、コーチングの回数を重ねる度に、更に深い話やテーマが出てきたのです。
この社長から聞こえてきたテーマは、『阿吽の呼吸の幹部』と『事業承継』でした。

5回目のエグゼクティブコーチングで私の方からチームコーチングの導入を提案しました。
1対1のコーチングには限界があります。
『周囲を巻き込みたいのならチームコーチングですよ』と伝え、最終回の6回目には、チームコーチングについて少しプレゼンをさせて頂きました。

社長さんは、研修のイメージを持っておられましたが、チームコーチングは研修ではないこと伝え、そして私の思いも伝わって、チームコーチング導入へとなりました。

そして、社長を含めたメンバーでチームコーチングを行いました。
4回全てのセッションを終えた今ではバラバラだった経営幹部陣が一枚岩の組織へと変容し、事業承継についても大きな一歩を踏み出せました。
社長もチームコーチングを導入して、社長が望んでいた『阿吽の呼吸の幹部』と『事業承継』のこれからが手に入ったと心から喜ばれています。
そして、『10年後、息子に承継するときが今から楽しみだ』とおっしゃっていました。

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